アライグマ駆除の費用相場と注意点|特定外来生物・自治体への届出が必要
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アライグマ駆除、費用は?自分で捕れる?
アライグマ捕獲は許可制。届出から相談できます
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「天井裏でドタドタと重い足音がする」「屋根裏に大量の糞尿が溜まっている」「庭木の果実や生ゴミが荒らされている」——こうしたサインの裏には、アライグマが住み着いているケースがあります。アライグマはかわいらしい見た目とは裏腹に気性が荒く、噛みつき・引っかきによるケガのリスクや、建物・農作物への大きな損傷を引き起こすおそれがある害獣です。
さらに重要なのが法律の問題です。アライグマは「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」で特定外来生物に指定されており、捕獲には原則として自治体への届出・許可が必要になります。この記事を読めば、アライグマ駆除の費用相場、被害のサインの見分け方、法的手続きの流れ、そして法手続きをサポートできる業者の選び方までが一通り把握でき、「自分で対処してよいのか、業者に頼むべきか」を判断できるようになります。料金はすべて目安として記載しています。
アライグマとはどんな害獣か
アライグマは北米原産の中型哺乳類で、ペットとして輸入された個体が野生化し、現在は日本各地で繁殖しています。前足が非常に器用で、戸袋・換気口・屋根の隙間などをこじ開けて屋内へ侵入する能力が高いとされています。雑食性で、果樹・野菜・生ゴミ・小動物まで幅広く食べるため、住宅地・農地のいずれでも被害が報告されています。
体長は40〜60cm程度(尾を含めると70〜90cm程度)、体重は4〜10kg程度になることがあり、ネズミやイタチと比べると格段に大型です。そのため住み着かれると、糞尿の量・建物への物理的ダメージ・騒音のいずれも大きくなる傾向があります。夜行性で、夕方から明け方にかけて活動することが多いとされています。
ハクビシンとの違い
アライグマはしばしばハクビシンと混同されますが、生態や法的扱いに違いがあります。被害対策の方針も変わるため、見分けの目安を表にまとめます。確実な特定は専門業者の現地調査で行うことをおすすめします。
| 比較項目 | アライグマ | ハクビシン |
|---|---|---|
| 分類・原産 | 外来種(北米原産) | 在来扱い(諸説あり) |
| 法的扱い | 特定外来生物(外来生物法) | 鳥獣保護管理法の対象 |
| 顔の特徴 | 眉間から目にかけて黒い帯、白いヒゲ | 額から鼻にかけて白い縦線 |
| 尾 | 太く、黒い縞模様がある | 長く、縞模様はない |
| 前足 | 指が長く器用(物をつかめる) | 木登りは得意だが指は短め |
| 糞の習性 | 同じ場所に排泄する傾向(ためフン) | 同じ場所に排泄する傾向(ためフン) |
どちらも「ためフン」の習性があり天井裏に糞尿が蓄積しやすい点は共通していますが、アライグマは特定外来生物に該当するため、捕獲時の届出・処分のルールがより厳格になる傾向があります。前足で物をつかんで侵入口を広げる力が強い点もアライグマの特徴です。
アライグマによる被害の種類
建物・住宅への被害
屋根裏や天井裏に侵入し、断熱材を巣材として引き裂いたり、配線をかじったりすることがあります。糞尿が天井板に染み込むと、シミ・腐食・悪臭の原因となり、ひどい場合は天井板の張り替えが必要になるおそれがあります。器用な前足で戸袋や換気口をこじ開けるため、侵入口が広げられて被害が拡大しやすい傾向があります。
糞尿被害と衛生面のリスク
同じ場所に繰り返し排泄する「ためフン」の習性があるため、天井裏に大量の糞尿が蓄積する場合があります。糞尿はダニ・ノミの発生源となるほか、アライグマ回虫など寄生虫・病原体を媒介するおそれが指摘されています。乾燥した糞が舞い上がると吸い込みによる健康影響の懸念もあるため、清掃・消毒は防護した専門スタッフに任せるのが安全とされています。
噛みつき・引っかきの危険
アライグマは見た目に反して気性が荒く、追い詰められると噛みつき・引っかきで激しく抵抗することがあります。素手や不用意な接近はケガのリスクが高いため避けてください。ペット(特に犬・猫)との接触ではケンカや噛傷につながるおそれがあり、ペットが病原体に感染するリスクも考えられます。お子様やペットがいるご家庭では特に注意が必要です。
農作物・庭への被害
雑食で果樹(ブドウ・カキ・トウモロコシなど)や家庭菜園を食い荒らすことがあり、農家だけでなく一般家庭の庭でも被害が報告されています。生ゴミをあさる、池の魚を捕食するといった被害もみられます。エサ場があると居着きやすくなるため、被害が拡大する前に早めの相談がおすすめです。
アライグマ被害のサインの見分け方
業者に相談する前に、被害のサインをいくつか確認できると現地調査や見積もりがスムーズになります。次の表は、住宅でアライグマを疑う代表的な手がかりの目安です。
| サインの種類 | アライグマで見られる特徴 | 確認できる場所 |
|---|---|---|
| 足音 | 「ドタドタ」と重く、中型動物らしい移動音(主に夜間) | 天井裏・屋根裏 |
| 糞 | 太さ2〜3cm程度・長さ5〜18cm程度で、果実の種が混じることが多い | 天井裏・庭・屋根・床下 |
| 足跡 | 5本指で、人の手のように長い指の跡が残りやすい | 泥地・雪上・ホコリの積もった床 |
| 侵入口 | 戸袋・換気口・屋根の隙間がこじ開けられ、毛が引っかかる | 軒下・屋根の取り合い部 |
| 食害痕 | 果樹や生ゴミが荒らされ、皮や芯が散乱 | 庭・畑・ゴミ置き場 |
| 臭い | 強い獣臭・アンモニア臭(糞尿の蓄積による) | 天井裏全般 |
※上記はあくまで判別の目安です。糞の見た目や足跡はハクビシン・タヌキ等と似る場合があり、確実な特定は専門業者の現地調査で行うことをおすすめします。
アライグマ駆除は法的手続きが必要
特定外来生物として捕獲には届出・許可が必要
アライグマは外来生物法に基づく特定外来生物に指定されています。そのため、捕獲・運搬・飼養などには原則として自治体(市区町村・都道府県)への届出や、防除実施の登録・許可が必要になる場合があります。自治体が定める「防除実施計画」に基づいて捕獲を行う仕組みになっていることが多く、無許可・無届けでの捕獲や、生きたままの運搬・放獣は法律違反となるおそれがあります。
自分で勝手に捕獲・処分してはいけない
「庭に来たから自分で捕まえよう」と考える方もいますが、特定外来生物であるアライグマを許可なく捕獲・移動・飼育することは認められていません。また、捕獲後の処分方法にもルールがあり、生きたまま別の場所に放す行為(放獣)も原則として禁止されています。法令の運用は自治体によって細部が異なるため、まず無料の現地調査で被害状況と必要な手続きを確認しておくと、その後の相談・判断が早く進みます(お住まいの市区町村の担当窓口に相談する方法もあります)。
だから「法手続きをサポートできる業者」を選ぶことが重要
アライグマ駆除では、捕獲技術だけでなく、自治体への届出・許可申請といった法的手続きを適切に進められるかが業者選びの大きなポイントになります。届出の代行・補助に慣れている業者であれば、許可の取得から捕獲・処分・清掃・侵入口封鎖までを一括して任せやすく、法令違反のリスクを避けながら被害を抑えられる傾向があります。見積もり時に「自治体への届出に対応してもらえるか」を確認しておくと安心です。
アライグマ駆除の費用相場
被害規模・作業内容別の料金目安
| 被害の程度 | 主な作業内容 | 費用目安(税込) |
|---|---|---|
| 軽度(侵入初期・単独個体) | 追い出し・捕獲器設置・侵入口封鎖 | 5万〜10万円程度 |
| 中度(複数個体・糞尿あり) | 捕獲・清掃消毒・封鎖・忌避処置 | 10万〜20万円程度 |
| 重度(繁殖・天井裏汚染が広範囲) | 捕獲・大規模清掃・断熱材交換・封鎖・保証 | 20万〜30万円程度 |
※料金は目安です。被害状況・建物の構造・侵入口の数・捕獲頭数・自治体手続きの有無・地域により変動するため、わが家の正確な金額は現地調査つきの見積もりでないと確定できません。比較する場合も、まずは調査・見積もりが無料で内訳が明確な1社目から始めるのがスムーズです。
費用が変わる主な要因
同じ「アライグマ駆除」でも、最終的な金額は次のような要素で大きく変わる傾向があります。見積もりを比較する際は、金額だけでなく「どこまで含まれているか」を確認するのが重要です。
- 捕獲頭数と繁殖の有無:子育て中の個体がいると捕獲回数が増え、費用が上がりやすい
- 糞尿被害の範囲:天井裏全面の清掃・消毒・断熱材交換が必要だと加算される場合がある
- 侵入口の数と場所:高所や屋根の取り合い部など作業しにくい箇所が多いほど封鎖工事費が増加
- 自治体への届出・許可手続き:申請の代行や捕獲器の設置・管理に手間がかかると費用に反映される場合がある
- 保証期間とアフター対応:再発保証や定期点検が付くプランは初期費用が高めになる傾向
費用に含まれる作業内容(一般的な例)
- 現地調査・被害状況および侵入経路の確認
- 自治体への届出・許可手続きのサポート
- 捕獲器(箱わな)の設置・見回り・捕獲
- 追い出し・忌避処置
- 糞尿の清掃・消毒、必要に応じて断熱材の交換
- 侵入口の封鎖工事
- 捕獲個体の適正な処分
- 経過観察・再訪問
アライグマ駆除の作業の流れ
ステップ1:相談・現地調査
電話やWebフォームで相談し、現地調査の日程を調整します。足音の種類・糞の場所・気づいた時期を伝えると、調査がスムーズになります。専門スタッフが侵入経路・被害範囲・個体数の推定を行います。
ステップ2:自治体への届出・許可手続き
アライグマは特定外来生物のため、捕獲の前に自治体への届出や防除実施の許可が必要になる場合があります。法手続きに対応できる業者なら、この申請のサポートを行ってくれるケースがあります。
ステップ3:捕獲・追い出し
許可に基づいて箱わな(捕獲器)を設置し、捕獲を行います。屋内に残っている個体は追い出しを併用する場合もあります。子育て期は幼獣が自力で動けないことがあり、時期によって対応が変わる場合があります。
ステップ4:清掃・消毒・断熱材処置
蓄積した糞尿の清掃・消毒を行い、汚染がひどい場合は断熱材の交換を行います。糞には寄生虫・病原体が含まれるおそれがあるため、防護のうえ専門スタッフが作業します。
ステップ5:侵入口の封鎖・保証フォロー
再侵入を防ぐため、戸袋・換気口・屋根の隙間などの侵入口を封鎖します。再発防止はこの封鎖の精度に左右されるとされています。再発保証がある業者なら、保証期間内の再発時に再施工に対応してもらえる場合があります。
業者選びのポイント
- 自治体への届出・許可手続きに対応できる:特定外来生物のアライグマ駆除で最重要のポイント。法手続きをサポートできるか確認しましょう
- 現地調査・見積もりが無料:被害状況を確認し、内訳が明確な見積もりを提示してくれるか
- 清掃・消毒・封鎖まで一貫対応:捕獲だけでなく、糞尿清掃・消毒・侵入口封鎖まで含むか
- 再発保証がある:施工後一定期間内の再発に無料対応があるか(1年〜数年が一つの目安)
- 追加料金の条件が明確:見積もり額から追加費用が発生する条件を事前に説明しているか
- 資格・実績:防除作業監督者などの資格や、アライグマ駆除の施工実績があるか
極端に安い「お試し価格」を入口に高額な追加工事を勧めるケースもあるとされているため、見積もりは書面で受け取って比較するのが安心です。比較するなら、まず調査・見積もりが無料で内訳が明確な1社目から始めると、相場の物差しが費用ゼロで手に入ります。特にアライグマは法手続きが絡むため、「自治体対応まで含めていくらか」を明確にしてくれる業者を選ぶことをおすすめします。
自分でできる予防・被害軽減策(捕獲は不可)
アライグマの捕獲は許可が必要なため自分では行えません。すでに住み着いた個体への対処は業者施工が前提になりますが、寄せ付けない・侵入させない予防は自分でも取り組めます。まずは「やってはいけないこと」から確認してください。
1. 接近しない・触らない(最優先)
気性が荒く噛みつき・引っかきのリスクがあるため、見かけても近づかず刺激しないでください。死骸や糞も寄生虫・病原体を含むおそれがあるため、素手で触らず業者や自治体に相談しましょう。すでに屋内に住み着いている場合は、自力での完全な駆除は難しいことが多いため、被害が広がる前に専門業者への相談を検討してください。
2. エサ場をなくす
- 生ゴミはフタ付き容器で管理し、前夜から屋外に出しっぱなしにしない
- ペットフードを屋外に置きっぱなしにしない
- 落果した果実や畑の収穫残さをこまめに片付ける
3. 侵入口になりそうな隙間をふさぐ
- 戸袋・換気口・床下換気口の破れや隙間を点検する
- 屋根の取り合い部・軒下の隙間を金網などでふさぐ
- 庭木の枝が屋根に接していると侵入経路になるため剪定する
これらの予防は再発防止にも有効ですが、天井裏で足音や糞尿がすでに確認できる段階では、隙間をふさぐと個体を屋内に閉じ込めてしまうおそれもあるとされています。封鎖の前に、無料の現地調査で個体の有無と侵入口を確かめてから進めるのが安全です。
よくある質問(FAQ)
Q1. アライグマを自分で捕獲してもいいですか?(違法性は?)
アライグマは特定外来生物に指定されており、許可なく捕獲・運搬・飼養・放獣を行うと外来生物法に違反するおそれがあります。自分の敷地に来たからといって勝手にわなで捕まえることは原則できません。捕獲が必要な場合は、自治体への届出・許可を経たうえで、法手続きに対応できる専門業者に依頼するのが安全とされています。
Q2. 自治体への届出や許可申請は誰がやるのですか?
制度上は捕獲を行う者(住民本人または業者)が手続きを行いますが、運用は自治体によって異なります。法手続きに慣れた専門業者であれば、届出・許可申請のサポートや代行に対応してくれるケースがあります。まずは現地調査の際に「自治体への届出に対応してもらえるか」を確認するとよいでしょう。お住まいの市区町村の担当窓口に相談する方法もあります。
Q3. アライグマとハクビシンの違いは?
顔の模様(アライグマは眉間から目にかけて黒い帯、ハクビシンは額から鼻にかけて白い縦線)、尾(アライグマは縞模様、ハクビシンは縞なし)、法的扱い(アライグマは特定外来生物、ハクビシンは鳥獣保護管理法の対象)などが主な違いです。どちらも「ためフン」で天井裏に糞尿が溜まりやすい点は共通しています。確実な判別は現地調査で行うことをおすすめします。
Q4. アライグマ駆除の費用はどのくらいですか?
被害の程度や捕獲頭数・自治体手続きの有無により異なりますが、軽度で5万〜10万円程度、中度で10万〜20万円程度、重度の繁殖・天井裏汚染では20万〜30万円程度が一つの目安とされています。正確な金額は現地調査後の見積もりで確認できます。比較したい場合も、調査・見積もりが無料の業者を1社目にすると、費用をかけずに相場感を確かめられます。
Q5. 駆除にはどのくらいの期間がかかりますか?
箱わなによる捕獲を伴う場合、設置から捕獲完了まで数日〜数週間かかることがあります。繁殖が進んでいる場合や個体数が多い場合は、複数回の見回り・捕獲が必要になる場合があります。自治体への届出・許可の取得に時間を要するケースもあるため、早めの相談がおすすめです。
Q6. アライグマに噛まれたりペットが接触したらどうすればいい?
アライグマは噛みつき・引っかきで抵抗することがあり、寄生虫・病原体を媒介するおそれが指摘されています。噛まれた・引っかかれた場合は傷を洗浄し、医療機関を受診してください。ペットが接触した場合はかかりつけの動物病院に相談することをおすすめします。いずれの場合も、被害個体に素手で触れないことが大切です。
Q7. 賃貸住宅にアライグマが出た場合、費用は誰が負担しますか?
建物の構造的な隙間など、入居者の責任ではない原因で侵入している場合は、貸主(オーナー)や管理会社が費用を負担するケースがあります。自己判断で駆除を依頼する前に、まず管理会社へ連絡して相談することをおすすめします。契約内容や原因によって負担の扱いが異なる場合があります。なお、無料の現地調査・見積もりの結果は、被害状況を管理会社へ伝える資料としても使え、報告と並行して手配できます。
Q8. アライグマによる建物被害に火災保険は使えますか?
害獣による損傷が補償対象となるかは保険会社・契約内容により異なり、対象が限定的なケースもあります。まずは契約中の保険会社に確認することをおすすめします。確認の際は被害箇所の状況が分かる資料があると話が早いため、先に無料の現地調査で被害範囲を把握しておくとスムーズです。
免責事項・注意事項
- ・当記事に掲載されている料金・サービス内容は2026年6月時点の情報に基づいています。最新情報は各業者の公式サイトをご確認ください。
- ・料金は目安であり、被害の程度・建物の構造・捕獲頭数・自治体手続きの有無・地域などにより異なります。
- ・アライグマは「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」に基づく特定外来生物に指定されており、捕獲・運搬・飼養・放獣などには原則として自治体への届出・許可が必要です。無許可・無届けでの捕獲や生きたままの運搬・放獣は法律違反となるおそれがあります。
- ・アライグマ以外の野生鳥獣の捕獲には、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)に基づく許可が必要な場合があります。
- ・糞尿や死骸には寄生虫・病原体が含まれるおそれがあるため、素手で触れず、清掃・消毒は専門業者にご依頼ください。
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